● 2021年03月05日
最近見かける広告が気になって調べてみた(1月22日掲載の続き)

 「全国平均約120万円の一般的な葬儀が10万円台で出来るの?」、と勘違いしそうな「〇〇な・・・・」などといったネーミングでの、テレビコマーシャルやインターネット広告など最近頻繁に見かけます。自社では施工を行わず提携葬儀社へ仲介をする業者でしょうか。 
 この「〇〇な・・・・」の料金は10万円台で、所定の場所へご安置し寺院等の関与もなくその後火葬を行うだけで、火葬場費用は別途必要です。全国平均約120万円の根拠は、財団法人日本消費者協会の「葬儀についてのアンケート調査」データのようです。これには、式場使用料や祭壇装飾、通夜・法要等飲食接待、お布施等の項目も含まれており、この全国平均約120万円の費用を見直し低価格にしました如く、約120万円と火葬しか行わない「〇〇な・・・・」10万円台を比較するかのような広告内容が気になりました。
 財団法人日本消費者協会の調査について調べてみると、同協会の全国の消費生活モニターと協会会員に対して行われているようで、回答者数は2010年が294人、2014年が370人、2016年が491人との記述を見つけました。このあまりの少なさには驚きました。ちなみに、住民基本台帳に基づく2019年全国死亡者数は約138万人です。そして、アンケート結果には次のような注釈が付されています。「ここに掲載した金額は、葬儀の規模や会葬者の人数など、個々の詳細を把握したうえでのものではない。また、限られたデータでの単純な平均額なので、数値のみにとらわれることのないように留意してほしい。また、地域ごとの回答者数が少なく、地域の特性を反映しているとは言いがたいので、参考値として見ていただきたい」と。この注釈の表現どのように感じられるでしょう。
 インターネット上では、仲介等をするだけの葬儀社らしきサイトも見かけます。不透明な葬儀料金を明瞭にしました如くの宣伝文句なども見かけますが、未だそんな葬儀社があることが信じられませんし、そのような宣伝文句を使用する業者もどうなのかなと思います。お住いの地元の葬儀社へ直接、ご相談やご依頼されるのが安心かと。なぜなら地元の葬儀社は地域の方々のご支持で成り立っているからです。

● 2021年01月22日
最近見かける広告が気になって調べてみた、消費者庁のリリース記事

 「比較広告に関する景品表示法上の考え方」(公正取引委員会)によれば、@比較の内容が客観的に実証されていること。A実証されている数値や事実を正確かつ適正に引用すること。B比較の方法が公正であること。Bについては、「社会通念上又は取引通念上、同等のものと認識されていないものと比較し、あたかも同等のものとの比較であるかのように表示する場合には、不当表示となるおそれがある」とされており、比較する基準が同一のものでない場合には、景品表示法上問題となるおそれがあるものである。 
 葬儀事業者が自社の葬儀費用と、財団法人日本消費者協会の「葬儀についてのアンケート調査」による全国平均費用を「他社の葬儀費用」として引用し比較する広告は、「一般消費者が葬儀事業者へ支払う費用」という同一の基準によって比較しているとは認められず(「認められず」とする理由の実例部分については長文であり、簡略抜粋することでその内容を誤解なく記述することが難しいため省略しました)、自社の葬儀費用は、他社の「葬儀費用に比べて割安と見せかけるおそれのあるものであり、前記の@〜Bのとおり、景品表示法違反につながるおそれのあるものである。
 以上、表題のリリース記事から抜粋したものです。掲載の都合上、要旨・文脈等崩れないよう注意を払い抜粋し、文章を整えるために、記述内容が変わらぬよう一部表現の書き換えを行い整えました。ご理解しづらい箇所等ございましたら、どうぞご容赦ください。公正取引委員会がこの見解に基づく注意をした実例があるということです。 
 最近は、自社以外の費用と比較するような広告等よく見かけますが、比較基準が同一のものでなけらばならないということですね。出典根拠とその内訳が同等程度で明確であり、参考までにとするような引用等であれば問題はなさそうに思えるでしょうか。当社の広告においては、当社以外の費用を引用することはありませんが、誤解をいただかないよう気を付けたいものです。

● 2020年11月27日
最近見かけた、ある経典の教えについての記事(抜粋)です。

「如来の衣とは柔和忍辱(にゅうわにんにく)の心是(こ)れなり」
 仏さまの衣服とは、優しく穏やかで、辛いことにもことさらに動じずに耐え忍ぶ心であると説いております。やたらと刺々しく、すぐに怒る。優しさのない冷たい態度。そのような方が、いくら素敵な洋服を着ていても、そこに美しさはありませんし、人に好かれることもないでしょう。また、別の経典ではこの「服」について、「恥を恥と知るという服は諸々の飾りの中でもっとも美しい」とあります。
 どんなにお洒落をして着飾っていても、自分勝手な振る舞いをして、慎み深さや礼儀正しさを欠いていては、本当の美しさはないのかもしれません。むしろ、人としての素朴さや謙虚さに、美しさや清々しさを感じ、そこに私たちは心惹かれ、人としてそのようになりたいと思うものです。
 つい自分基準の振る舞いをしてしまいがちな私たちですが、今一度自分の意識を考えたいものです。

〜誠意を尽くし礼を以って表す「感謝」・心を配りいたわりのこころでつたう「感動」・想いを感じおもいやりのこころで応える「共感」〜 私たちくさかやは、この「共感・感動・感謝」を行動のスローガンとしておりますが、つい自分基準の振る舞いや対応をしていないか、この記事を読んでドキッとさせられた思いです。


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